さんしゅみ

創造的・能動的・受動的の3種類の趣味で人間は幸福を感じられるらしいとか

【奥飛騨・乗鞍旅行】『新穂高ロープウェイ』と『乗鞍岳』北アルプスのパノラマを堪能してきた

前回の上高地に続き、登山初心者でも気軽に行ける北アルプスの2大景勝地、『新穂高ロープウェイ』と『乗鞍岳』に行ってきました。

新穂高ロープウェイの終点の標高は2160m、乗鞍岳の登山拠点となる『畳平』の標高は2702m、『乗鞍岳』自体は23の峰、7つの湖、8つの平原の総称のため、最高峰となる『剣ヶ峰』の標高は3026m、最高標高は3000mを超える山です。

新穂高ロープウェイは麓から2つのロープウェイを乗り継いで25分ぐらいで標高2000m超えの景色が楽しめ、乗鞍岳の剣ヶ峰へは麓のバスターミナルから1時間ほどバスに揺られ登山の拠点となる畳平に到着。畳平からは休憩無しであれば約1時間半程で剣ヶ峰頂上へ、工程にして片道2時間半程です。もちろん登山装備は必要ですが比較的初心者でも登れる山です。

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前回の記事の続きでアクションカメラの『Firefly 8SE』と『SONY RX100M3』で撮影した写真・動画を載せておきます。新穂高ロープウェイで撮影した動画には素材にできそうな動画はあまりなかったので今回は『乗鞍岳』登山の動画だけ載せておきます。

新穂高ロープウェイで2156mの世界へ

前回の記事の続きで早朝からの上高地散策を終えてから北アルプスを南側にグルッと回り、新穂高ロープウェイの麓駅がある新穂高温泉まで移動してきました。バスを利用した場合は上高地から平湯温泉で乗り換えて1時間半ぐらいですかね。乗り継ぎが上手くいかないと2時間は覚悟したほうがいいので予め時刻表の確認を。

新穂高ロープウェイは日本唯一の2階建ゴンドラ区間があるロープウェイで、この2階建てゴンドラで標高差845mを7分で一気に稼ぎます。

麓では公式サイトにも乗っていない萌キャラ看板がお出迎え。「この度デビューしました」とあるけど早くも闇に葬られていないか心配。

第2ロープウェイの乗車時は、まずゴンドラの2階部分へと乗客を誘導し、定員となったところで1階に乗客を誘導していきます。臨時便が運行されることもあるのでタイミングによっては以下の画像の通りに2階部分しか乗客がいなくて貸し切り状態ということも。

第1ロープウェイから第2ロープウェイへ乗り継ぐ際、第2ロープウェイの麓駅「しらかば平」駅のパン屋さんで飛騨牛カレーパンを購入していたら列があっと言う間に伸びて失敗したかと思いましたが、筆者は運良く1階部分の一番客になり、ゴンドラの麓側の席をゲットできました。

頂上駅の気温は9月末の昼過ぎでで15度前後。さすがに上着が必要になります。

 

2000~3000m級の山々があたり一面に広がります。下りロープウェイを見ていると崖の下に落ちていくように消えていきます。

翌日に向かう予定の乗鞍、焼岳方面は雲が厚く見ることができませんでした。

西穂高岳方面への出発点にもなっているこのロープウェイ、『千石園地』と呼ばれるロックガーデン奥の登山道から下山してくるかたもちらほらと。

飛騨高山土産のさるぼぼも。どこの土産物屋もキティちゃん並に節操なくコラボさるぼぼが置かれてます。

晴れていてば一瞬で2000m級の山々の景色を楽しむことができるので運動が苦手な方などは手軽に楽しめるるかと。一方で手軽に利用できる分、観光客が多いので体を動かして満足感を得ようとしている方はきちんと準備をして西穂高岳に挑戦する、という手もあります。

翌日、乗鞍岳最高峰の『剣ヶ峰』に挑戦

9月24日、ほとんど雲の無い快晴になりました。平湯温泉から乗鞍頂上畳平行のバスに乗り込んで一旦乗鞍登山拠点の「畳平」へ向かいます。

バスは定員に対して半分程の乗車率。

平湯温泉から出発したバスは一旦ほおのき平バスターミナルへ停車し、高山市街方面からの乗客を拾います。ほおのき平を出発すると乗鞍スカイラインを通り、目的地を目指します。

バスに揺られうとうとしているといつの間にやら畳平へ到着。ちょっと雲が出てきましたがまだ大丈夫そう。装備を整えていざ出発です。

と、その前に乗鞍本宮の中之社で安全祈願。

バス停の看板は正しい日付に変わっていましたが、何故か銀嶺荘の看板は先走しり。

畳平から直接『剣ヶ峰』を確認することはできないのですが、既に絶景。

順当に行くなら鶴ヶ池を沿いのコースですが、折角なので谷を横断するお花畑寄りのコースを進んでみました。

15分ほど進んだところで渋滞とは異なる人だかりが。はやくも『雷鳥』と遭遇。下の写真の左下の人工池?で水浴びをしていたようです。少し距離があったので写真に収めるのは諦めました。

どこを撮影しても割と絵になるので動いては止まって、動いては止まって、の繰り返し。徐々に槍ヶ峰が見えてきました。

左側から剣ヶ峰(3026m)、蚕玉岳(2979m)、朝日岳(2975m)。綺麗な並び。

この3峰が見えると中継ポイントの肩の小屋に到着です。

ここから登山道らしくなってきます。手袋を装着して挑みます。

休憩を挟みつつ蚕玉岳山頂へ到着。雲が出てますがときより吹き付ける風と相まって清々しい。

ここから剣ヶ峰山頂へのラストスパートです。綺麗な稜線。

乗鞍エコーライン側は紅葉が進んでますね。

松本市街はこっちかな。

この時期でも大雪渓の残りが。

ひとまず山頂小屋に到着。剣ヶ峰山頂周辺はスペースが無いので繁忙期じゃなくてもこんな感じですかね。

剣ヶ峰山頂近くから蚕玉岳、肩の小屋、畳平方面を見渡すと結構な満足感が。

乗鞍奥宮で無事登頂したことのお礼と下山時の安全をお願いしてパノラマを撮影。段々と雲が厚くなってきたの小雨ぐらいは来そうな予感。

『Firefly 8SE』で撮影した乗鞍岳登山

ひとしきり記念撮影と景色を楽しんだ後に山頂小屋で抹茶ミルクを。マシュマロが入っていてお菓子付き。

さて、外で飲むかと思ったら小雨がパラパラ。小屋の中に避難して飲むことに。

ゆっくり飲んでいると雨もちょっとづつ弱まってきましたので下山します。

帰り際、天候が少し崩れたからなのか、またまた雷鳥に遭遇。(天候が崩れた方が活動的になるそうな)今度はハイマツからハイマツへと飛びながら移動していました。

雨もあがってゆっくりと下山できました。日本一標高が高いところにあるバス停にも少し寄り道。

ちょうどここが長野県と岐阜県の県境となっていたので県名看板を撮影していたらその看板の上に再び雷鳥が。3回も見かけましたが常に撮影タイミングを逃しているような…

畳平につく頃にはあたり一面雲だらけ。

バスターミナルに戻り、バスの出発時間まで2階のレストランで昼食を取りました。天ぷらうどん(900円)美味しかったです。

バスに乗り今度は高山市街方面へと移動していきます。バスの中では爆睡し、ほおのき平バスターミナルで下車。

寝っ転がってますね…羨ましい…(笑)

高山市街に直行してもよかったのですが直行しても宿のチェックインまでは少し時間が余る計算だったので寄り道していくことに。

標高日本一の観光鍾乳洞『飛騨大鍾乳洞』へ寄り道

向かったのは飛騨大鍾乳洞。観光鍾乳洞って秘宝館のように現代の観光地の感覚から取り残された感があってなんとなく好きなんですよね。コレクション館の目玉は白昼堂々、窃盗犯に盗まれてバーナーで小さく溶かされた金塊を取り戻し、そのまま展示しているコーナー。ぐちゃぐちゃになった金塊だったものは一見の価値あり。

ライトアップの色使いは観光度合いが高ければ高いほどカラフルになると見込んでますがこの鍾乳洞は予想していたよりも派手な色使いは使っていないような。鍾乳洞の中でも登山っぽいコースがあったりでまた登るのか!と心の中で叫んでました。

鍾乳洞観光の楽しみ方の一つに鍾乳石に名付けられたツッコミどころ満載な名称を楽しみむというポイントがあるのですが、ここでは高松宮殿下が命名された鍾乳石があったりでそう安々と突っ込ませないぞという思いが見えてました。

鍾乳洞からバス停まで送迎してもらった後に見つけた神社のエントランスが完璧すぎて寄り道の寄り道を重ねたかったのですがバスの時間が迫っていたので断念。この上り坂見事じゃないですか?幹線道路が横を通っていなければ完璧なロケーション。

まとめ

2日に分けて『新穂高ロープウェイ』と『乗鞍岳』を楽しみましたが時間配分を考えれば一日で楽しむことも無理では無さそうです。もしくは新穂高ロープウェイを利用して西穂高岳を目指すのも面白そうです。

 高山市へ到着した後は温泉で汗を流して翌日は白川郷、飛騨高山へ向かいました。

その様子についてはこちらの記事からどうぞ。

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 新穂高ロープウェイに登る前は早朝の上高地を回っていました。幻想的な光景でした。

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