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おれはじつにばかだな

はがね おーけすとら たのしいよ

『株式会社カラー10週年記念展』で過去、未来。そして現在のスタジオカラーを見てきた。

エヴァンゲリオン新劇場版シリーズの幕開けとなった『エヴァンゲリオン新劇場版:序』。この作品の公開が9年前の2007年9月1日であり、前年に設立された株式会社カラー並びにスタジオカラーの初制作作品となります。つまり株式会社カラーは今年で設立10週年。それを記念してにエヴァンゲリオン新劇場版シリーズ原画約160点、シン・ゴジラ第二形態、第三形態、第四形態の雛形モデル、88ページフルカラーの10週年記念冊子を来場者全員プレゼント、日本アニメ(ーター)見本市の原画も展示があり、なおかつ写真も撮影OK(映像作品はNG)というとんでも無い展示会をやると言われれば行くしかない。行ってきた。凄かった。このように小学生の感想並みに語彙力を奪われる展示となっておりました。このままでは生きていけないのでリハビリがてら写真付きで説明してみます。

会場はラフォーレミュージアム6Fのラフォーレミュージアム原宿。6Fとはなっていますがラフォーレ内のエレベーターは5Fまでしか行かないので注意。自分が入場した時には入場列も何も無かったのですんなりチケットを購入して入場しました。チケット売り場すぐに巨大キービジュアルパネルが設置されていますが撮影は退場時に限定されておりました。階段近くなので入場時にここで混雑すると危険なんでしょうね。階段を登りきって左手が入場口となっています。

記念展の副題となっている『過去(これまで)のエヴァ、未来(これから)のエヴァ。そして現在(いま)のスタジオカラー』となっている通り、ひとまずはエヴァの歴史とともに数々の名シーン原画、印象に残っているキービジュアルの展示が数多くされておりました。設定画、風景画も一部含まれておりますが、エヴァゾーンの展示はあくまで原画が主役となっておりました。序、破、Qの各原画ゾーン、桜流し(エヴァ;Q)バージョンの特別上映と原画展示スペースも設けられていました。とにかく原画の物量攻撃が凄いのでこのコーナーだけ混雑度が凄い。それに比べて特撮コーナーの動きやすさといったら…

記憶に新しい、というより未だに上映館がある『シン・ゴジラ』コーナー。展示としてはかなりこじんまりしていますが各形態の雛形と雛形作成前に検討段階で作成されたであろう3Dプリンタでのゴジラ形態別フィギュアが展示されておりました。表面のディテールなど3Dプリンタモデルではかなり省略されているのですが、これはこれで面白い。

味のある庵野監督の似顔絵by安野モヨコ氏。その横では監督不行届の特別編「おおきなカブ㈱」のアニメーション版の特別上映もありました。入場特典の小冊子に同漫画版が掲載されているのですが、原画も展示されておりました。1粒で3つおいしい。

特撮コーナーでは昔懐かしい作品のレプリカモデルや今年立ち上げられた特撮資料保存やミニチュアのアーカイブなどを手がけるNPO法人の活動の様子やスタジオカラー自身が手がけた特撮作品『巨神兵東京に現わる』の巨神兵さんが堂々たる出で立ちで目の前に現わる。意外にもこれが一番大きい立体展示だったりします。エヴァの立体展示が無いカラーのイベントも珍しい。

特撮コーナーの後には今回の記念展特別編集映像(巨神兵さんの後ろのスクリーンにて上映)が公開されており、次のコーナーが日本アニメーター見本市コーナー。本編も上映されており、原画や背景美術等が展示され、各作品がクローズアップされていました。全部で6作品が上映されており、モニタの前で止まる方が多いのでかなり動きにくいゾーンになってます。みんな見始めちゃうのよね…。

以上の展示で展示会場の出口となるのですが、見逃してしまいそうなところに寄せ書きがあったりします。出口を出るとそのまま物販コーナーにつながっており、個人的に気になったのはシン・ゴジラ極限環境微生物の分子構造マップ。みな考えることは同じなのか売り切れていましたが…会期中に再入荷予定だとか。『ジ・アート・オブ シン・ゴジラ』のデザイン見本も展示されていました。当初は8月発売予定だったものが12月中旬発売に変更になっており、どこまでクオリティとハードルを上げに行くんだと希望と心配が混ざり合って不思議な気持ちに。

そして日本アニメーター見本市の第一話「龍の歯医者」が来年2月にスタジオカラー初のTVアニメーション作品として長編アニメ化されることを記念した特別展示がありました。日本アニメーター見本市ですでに印象に残っている作品がこういった形で長編作品として花開くのはワクワクします。

以上でレポートは終了ですが、いやぁ大満足です。展示規模としてはかなり小さい。そこは否定できないと思いますが見せ方というか興味を沸き立たせる展示になっており、夢中になることは間違い無しでした。会期は11/30(水)までなのであと少しだけあります。仕事終わりに行くことは可能なのでまだ見てない方は是非原宿まで足を運んで見ることをオススメします。自分はこれから冊子のインタビュー記事を舐め回すように読んできます。ボリューム多すぎ(褒め言葉)。

株式会社カラー10周年記念展 | 株式会社カラー

 

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ

 

 

『こち亀∞巻』を購入して『こち亀』の歴史を紐解いてみた。

こち亀の連載が終了した9月中旬からもうすぐ2ヶ月。そんな11/4にこち亀∞巻が発売されました。こち亀40周年企画の大トリ本となる内容は以下の通り。

 

神田明神ミニチュア奉納絵巻

こちら葛飾区亀有公園前派出所 ∞巻(こち亀絵巻解説本)

 -絵巻に関係するエピソード10話分

 -描き下ろしショート漫画

 -絵巻企画から奉納までの密着記事プロジェクトK』

 -絵巻に描かれた歴史的事象の解説『両津勘吉が歩んだ日本現代史

 -絵巻に描かれたキャラ情報図鑑『絵巻登場人物録

 -こち亀が歩んできた40年の振り返り『こち亀ヒストリー

 -絵巻について作者秋本治が語る『秋本治ロングインタビュー』

単行本の中身は奉納絵巻の内容に関わりあるエピソードが中心に含まれており、人によってはあのエピソードが無い!と思われるでしょう。お化け煙突に関わる話はいくつかありますが『お化け煙突が消えた日の巻』ではなく『希望の煙突の巻』となっていたり、特殊刑事課の話だが『海パン刑事!の巻』となっていたりするのですが、このあたりの選定はかなり迷われたところだと思います。古いエピソードが無いというわけでもないです。名作と言われている『浅草物語の巻』も収録されており、掲載巻で言えば57巻のエピソードです。このエピソードの選出はもちろん秋本先生の手によって選ばれたようです。(ロングインタビューより)

絵巻に関するコラム記事については是非絵巻を転がしながら確認していただきたい内容です。こち亀に登場するキャラが好きな方は『絵巻登場人物録』と照らし合わせながら。こち亀と一緒に成長した方は『両津勘吉が歩んだ日本現代史』と照らしながらと、人によって様々な楽しみ方ができます。

こちらで2500円+税となるので描き下ろしエピソードに期待している方には高く、ファンの方向けの商品というのは間違いないと思いますが、こち亀という長い歴史ある作品なら絵巻として手元に保管しておくのは個人的にはアリだと思っています。絵巻のクオリティもちゃんとしたものですしね。

こち亀の歴史をわかりやすくまとめたものが公式サイトにありましたので、興味がある方は是非。こち亀年表の『もっと見る』を忘れずにクリックすれば読み応えある歴史年表になっていますよ。

www.j-kochikame.com

 

連載終了が告知される前に発売されたこち亀ジャンプも年末に連載最終巻の42号とセットで発売されるようです。

 

www.inside-games.jp

 

終了間際の『君の名は。』の企画展『宙展』を見るため宇宙ミュージアム『TENQ』に行ってきた。

映画『君の名は。』とのコラボ特別企画展『宙展』が開催されている東京水道橋の東京ドームシティ内にある宇宙ミュージアム『TENQ』に行ってきました。映画公開の約2ヶ月前の7/1から11/6(日)まで開催されていたこの展示、ついに今週末で終了となります。『TENQ』ミュージアムについてこの企画展が開催されるまで全然知らなかったのでいい機会だと思い、足を運んでみました。

www.tokyo-dome.co.jp

あくまで主役は宇宙なので特別展コーナーは小規模だと言うことを先に伝えておきます。入場には時間指定制チケットが必要です。カウンターで購入もできますが、時間に余裕がある場合は料金が少し安くなる事前予約をオススメ。自分が行った時には15分ごとに区切られた時間枠で入場できる人数が限られており、時間まで待合室で待機していました。清潔感のある内装はカップル客や女性客を意識して作られているのをヒシヒシ感じます。

待合室には宇宙にまつわるあらゆるアイテムが鎮座していました。本なども配置されておりましたのでおそらく読んで待っていても良いのかな?

写真の左側がエントランス。右側は宇宙ストアというお土産で、こちらは入場券が無くても買い物ができます。

エントランスを進んでしばらくは撮影禁止エリア。暗闇のトンネルを抜けてディズニーやUSJ等でみられる一定数の団体で案内役に案内されるアトラクションになっています。現世から宇宙の世界へ心を切り替えましょうという演出。どのような演出か実際に行ってみて確認したほうがいいと思います。

個人的には2つ目のアトラクションが好きです。どうしても知りたい方は公式サイトのエリア紹介をチェックしてみてください。

 アトラクションが終わった後はミュージアムゾーン。宇宙にまつわるテーマごとの展示がいくつも存在し、それぞれのテーマで詳しい解説がなされていました。

少し前にはやぶさの帰還で話題となったイトカワの巨大地表画像や2000分の1のイトカワの模型や探査機を中心とした展示、太陽系の惑星に絞った展示などもありました。

壁一面を埋める探査機達は圧巻の一言でした。演出としても面白い。撮影はできないですがこの壁の反対側には、ガラス越しに東京大学総合研究博物館の研究室分室のリサーチセンターがあり、実際に宇宙研究をされている様子(と言ってもほとんどはパソコンに向かっている研究者の方々)が見学できるようになっていました。

ここに研究室の分室がある狙いは「宇宙の研究ってすごい難しい、というイメージを『なんだ、こんなものか』と感じてもらい、難しいと思わずに宇宙を身近に感じて欲しい」という狙いがあるそうです。実際に見た研究室はごく普通の大学研究室と変わりないイメージでした。

『TENQ』最大の楽しみと言っても過言ではないミッションラリーQ。展示ゾーン全てを使用してカプセルの中に入っている謎解きをしていきます。大人でも1~2時間はかかる内容でした。これをやるのが『TENQ』の醍醐味だと思います。

カプセルの種類はいくつかあるようですが、たどり着く正解は1つのようなので大人数で行く場合はグループに分かれて別の問題を解くのもいいかもしれません。ヒントは先程の展示があったサイエンスゾーンと次に紹介するイマジネーションゾーンどちらにも存在するので行ったり来たりすることとなります。

展示の次は視覚に訴えるイマジネーションゾーン。楽しく宇宙を理解しようというコンセプトで子供たちにはこちらのほうが楽しめるかもしれないです。

イマジネーションゾーンに入ってすぐのところにあるアストロボールがやりたすぎて謎解き中に横を通り過ぎるたびにウズウズしてましたが結局途中で我慢しきれずに列に並びました。タッチパネル画面を操作してボールを一本橋の先の中央のロケット発射台まで落とさずに操作するゲームなのですがボールの操作が機敏なので思ったように動いてくれずクリアできませんでした。難しい。前のグループの方は開始10秒で完走していたのでそこまでの難易度じゃないかと思っていましたが完走したあの人は何者なんだ…

イマジネーションゾーンの端に配置されている特別企画展コーナー。映画『君の名は。』の宙(ソラ)に関わる制作過程や複製絵コンテ、三葉達の原画が並んでいたり、特別映像が流れているミニシアター、新海誠監督のメッセージや監督への手書きメッセージコーナーも。ここに置かれている新海監督と神木君の愛の告白はなんなんだ。需要?に対して従順すぎやしないかい。これは是非、直接確認していただきたい。

複製絵コンテ、原画の枚数はあまりスペースの都合もあるだろうが、あまり枚数は無い。『君の名は。』展だけを目当てに行くことはあまりオススメしないです。『TENQ』の展示も一緒に楽しんでこその宇宙ミュージアムです。

出口に向けて再び幻想的な演出のコーナーが並びます。壁一面に宇宙が広がり、様々な言葉が浮かぶ『つながりの部屋』のコトバリウム。ここでボーっと座っているだけでも癒されます。

床に広がる月面を歩くと足跡が残る演出。ぐるぐる歩いていると、偶然なのかうさぎが登場するという演出もありました。

最後は記念撮影コーナー。いくつもある背景パネルで思い思いの写真が撮影できるようになっていました。ここだけは少し懐かしい博物館のイメージが守られていてちょっと安心しました。

これで最初の待合室横の宇宙ストアに戻ってくるのですが、想像以上にちゃんと楽しめました。約2時間半ぐらいの滞在ですが飽きるといったことは無く、思った以上に難しい謎解きに四苦八苦していましたがなんとかクリア。謎解きをやると動き回るので博物館特有の緊張感というものは無く、宇宙に対する好奇心を刺激するにはもってこいの場所じゃないでしょうか。『君の名は。』展示は終了してしまいますが、カジュアルに宇宙を楽しむというコンセプトにはかなりマッチしているミュージアムでした。

2016年冬季新アニメ1話短文レビュー

2016年も気づけば残り3ヶ月を切りました。3ヶ月を切ったところで始まるのは秋のテレビ特番と冬季アニメ。ということで2016年10月スタートの1話アニメの短文レビューをしてみたいと思います。アニメのチョイスは自分の触覚が反応したものだけです。 

響け!ユーフォニアム2

anime-eupho.com

Twitterで見かけた『実況パワフル吹奏楽!』という俗称を個人的には気に入っている響け!ユーフォニアムの第2期。1話は1時間SPとなっていために内容盛りだくさんです。

1期のラスト金賞受賞シーンの続きより物語はスタートするのかと思いきや、いきなり久美子と麗奈のイチャコラからスタート。雪の中、黄昏れている久美子に向かって合奏練習があると声をかける麗奈。何このセンチメンタル百合。公式サイトの相関図にも謎の力が働いているこのコンビ、2期になってからもやってくれおる。

2期では1期では物語のキッカケとしてはよく出てきた2年生組の集団退部問題が具体的に解き明かされるようになってくるのかな?という予想ができました。それによって関西大会に影響は出るのか?久美子と麗奈はついに結婚するのか!?という感想です。1話から恋人繋ぎの花火大会とは濃度が濃い…。

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

g-tekketsu.com

1回限りのあの花コンビ版ガンダムかと思っていましたが2期やるんですね。物語はもちろん1期のその後の鉄華団の様子から。一定の成果をあげたことによる関係性が出来てきたことで鉄華団も大所帯になり、ギャラルホルンの腐敗が問題になったり、正式にテイワズの直系団体になったり、三日月が頑張りすぎたおかげで少年兵が大量投入されたり色々な問題が起こっていますね。三日月は相変わらず変わってない印象だったんですがオルガがメチャクチャ大人…というかヤクザに磨きがかかってきた雰囲気。唯一変わっていないのは邪魔そうな前髪だけ。クーデリアも成長して立派な女性になりましたね。大人に対しての態度、動きも流石、革命の乙女といったところでした。新キャラたちとレギュラーキャラとのやり取り、新たなる敵の存在がどのように影響していくのか楽しみです。

 

■ユーリ!!! on ICE

yurionice.com

OPから圧倒される本格フィギュアスケートアニメ。作画中心で語られるとは思いますがギャグも展開もワクワクしっぱなしで良作になりそうです。今期でマークしていなかった作品としては期待度No1です。

 

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-

occultic-nine.com

志倉千代丸によるライトノベル原作のアニメ化作品。オカルト系まとめブログ管理人の主人公を中心とした物語らしいですね。主人公はオカルト系のまとめブログを管理しながらもオカルトを科学で論破していくスタイルらしく『幽霊とかワロス』と突き放す。その助手君にぶら下がっているものこそオカルトだと自分は思います。オカルトアニメでは常連の月刊ムーっぽい編集部が出てきます。科学アドベンチャーシリーズが好きな方は是非。

 

■終末のイゼッタ

izetta.jp

春アニメあたりの最終回直後のCMで見たような気がするこのアニメの番宣CMで気になっていた本作。ジャンルとしては戦争魔法物のようですが某パンツじゃないからとは異なって魔法が使えるのは主人公だけ?のようですね。1話ではバトルまではやらなかったのでパンチに欠けましたが丁寧に話を進めてくれるのは期待です。追われる王女様フィーネと赤髪の魔法少女イゼッタが小さい頃に知り合い、王女様がイゼッタを守ってくれ、その恩返しをしたいというストーリーでしょうか。イゼッタが一般市民から迫害されている理由は今のところ不明ですが。魔法を使えることが原因かな?久々のWW2(第二次世界大戦)ものとして期待したいところです。

 

■WWW.WORKING!

working-www.com

お仕事アニメの地位を揺るぎないものとしたWORKINGのWEB連載版のアニメ化、という内容らしいです。ワグナリアというお店の名前も変わらず、相変わらず雪深そうな地方都市が舞台ですが旧キャラは登場しない模様。そうか、ちっちゃくないヨは聞けないのか…。それでも仕事しない、頭おかしい、キャラが立ちすぎは無印時代から変わらずで新鮮な気持ちになって見れる作品になりそうです。

 

■ブレイブウィッチーズ

w-witch.jp

某パンツじゃないからアニメの姉妹作品。同じ世界での別物語なのでストライクウィッチーズを視聴済みの方も未視聴の方も楽しめる構成になっているので問題ないです。最早ストライクウィッチーズ時代から時代を感じるからこそ懐かしい気持ちで見れます。姉妹愛も垣間見れる1話ですが主人公の属性は芳佳とあまり変わらないところはちょっと残念…。ノーブルウィッチーズもいつかアニメ化するのか期待です。

 

■ガーリッシュナンバー

www.tbs.co.jp

声優業界の闇とアニメ業界の闇を全力で説明していく業界自虐アニメ。汚い方のこれが声優!とか闇のSHIROBAKOとか言われそう。絵柄も綺麗で物語のテンポもいいです。いいですが、、、毒がすごい。業界系アニメとして大丈夫なんでしょうか。それともこの業界はおかしいと再認識させるための戒めなんだろうか。1話だけでも何回「この業界はおかしい」と言っていたのか。

 

■刀剣乱舞-花丸-

touken-hanamaru.jp

言わずと知れたDMM.comのゲームが原作のアニメ。刀剣乱舞のゲーム自体触ってなかったので女性向け?とは知らず。刀が擬人化される設定だけは耳にしていたのでそこは問題なく、日常系が含まれているので男性でも見やすい作りになっていました。制作は動画工房で絵も綺麗で安心して見れます。

 

ステラのまほう

magicofstella.com

今日も一日同人ゲーム制作がんばるぞい!と各所で言われているであろう本作。高校生の少女たちが同人ゲームを通して成長していく様子と日常を楽しむアニメですね。かわいい絵柄ですが主人公のゲームイラスト担当の珠輝が描く絵がゲキ渋の劇画調という同人ゲームとしてはどうなってしまうんだという心配が常に付きまとうアニメです。安定した日常系アニメとしてどうぞ。

 

3月のライオン

3lion-anime.com

言わずと知れたハチミツとクローバーの作者、羽海野チカが描く高校生プロ棋士物語。久々のNHK総合で放送される大人も楽しめるアニメ作品じゃないでしょうか。高校生プロ棋士として生活している主人公、桐山零は重い過去を背負いつつも近所に住む川本家の3姉妹に励まされつつも頑張っているアニメでしょうか。原作を知らない人にもオススメです。

 

うどんの国の金色毛鞠

www.udonnokuni-anime.jp

タイトルでお察しですがうどんの国、香川県が舞台のアニメですね。父親の死を気に職場の東京から実家の整理をするために休みを取って帰省した主人公、宗太と一人の子どもの出会いからほっこりする物語が始まっていく1話でした。主人公の中の人も香川出身だったり次回予告のナレーターがこれまた香川出身の要潤だったりかなり香川を意識したアニメですね。就寝前のほっこりしたい時にちょうどよいアニメです。

 

ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校

www.j-haikyu.com

週刊少年ジャンプの高校男子バレー漫画が原作のアニメ。今回で3期目となりますが、ここまで1期から雰囲気とか脚本の流れが変わらないのはスタッフの愛でしょうか。安心して見られるスポーツ漫画です。ついにインターハイ予選決勝戦に挑む日向達のこれからの活躍が楽しみ。一番ワクワクしたのは試合開始前のスターティングプレイヤー紹介で一人ひとり名前を呼ばれてハイタッチしてコートに向かって走っていくシーンでした。ここまで見続けていたものとしては、感慨深いものが湧いてきました。鵜飼コーチの中の人、田中一成さんが急逝してしまったため、代理役を立てる必要が出てきてしまった珍しい作品ともなりました。ご冥福をお祈りします。自分としてはプラネテスのハチマキ役として印象が強い方でした。

 

亜人

www.ajin.net

1期の最終話で佐藤さんのやることなすことスケールが大きすぎて真剣に見てたはずなのにいつの間にか笑っていていてこの作品の楽しみ方としては原作ファンからグーパンチを貰いそうな最終回からの続きからスタートでした。流れとしてはかなり大転換を迎えていていきなり引き込まれる流れでした。1期編と2期編で綺麗に流れが変わったのでここから話数を重ねることで展開される話に期待です。

 

以上、今期アニメで気になったものの感想でした。

NYにとって久々に良いニュースになったよ『ハドソン川の奇跡』を見に行ってきた【感想・ネタバレ注意】

2009年1月15日。新年が開けたばかりのハドソン川に1機の旅客機が"着水"した。155名の乗員乗客全員が生還した奇跡の墜落劇に世界中から賞賛の声があがりました。

記憶にも新しいニューヨーク・ラガーディア空港を離陸したUSエアウェイズ1549便(カクタス1549)の不時着水事故。当時のニューヨーク州知事の言葉から『Miracle on the Hudson』 = 『ハドソン川の奇跡』と呼ばれ、日本でも話題になったのを覚えています。

この出来事がクリント・イーストウッド監督の手によって映画化され、2016年9月24日に日本公開となりました。出だしは好調、9月24日~25日の週末興行成績で1位の『君の名は』に続いて初登場2位の滑り出し。興行収入2億2500万円を記録しました。

アメリカン・スナイパー』以来のクリント・イーストウッド作品、機長役に『トム・ハンクス』という安心感。期待しながら劇場に足を運びました。【ネタバレ注意】

予告編での『155人の命を救い、男は容疑者となった』とのキャッチフレーズ、事故当時の称賛の報道しか見聞きしていなかった自分には、そんな容疑がかけられているとは全く知りませんでした。機長の『チェズレイ・(サリー)・サレンバーガー』氏にかけられた疑いは必要のないリスクを取り、真冬にハドソン川に不時着水し、乗客乗員を危険に晒した容疑。そのそもの事故原因はラガーディア空港を離陸して間もない低空時にカナダガン(鳥)の群れと遭遇、2機ある航空機のエンジンにカナダガンが吸い込まれ、エンジンが停止してしまったことです。この現象はバードストライクと呼ばれ、エンジンに異物、この場合は鳥が吸い込まれ、内部装置が破壊されたために飛行するための推力が得られなくなった状態です。鳥の飛行速度と旅客機の飛行速度が違いすぎるため、飛行中の旅客機の前方に鳥の群れがいたとしても、視界に入った時には避ける余裕がありません。パイロット達はこの低高度航行中に全エンジンが停止する前例が無いため、もちろん訓練を受けておらず、何もかもが初めての状態でこの局面に立ち向かったのです。そして前述の通り、USエアウェイズ1549便は無事、ハドソン川に着水。着水の衝撃で機体がバラバラになる危険性もありながら155人全員が無事生還したのです。無事生還したのもつかの間、米国国家運輸安全委員会(NTSB)による事故調査が始まり、機長のサリーに対して執拗な聞き取り面談が始まります。

映画の冒頭はサリーが精神的に追い込まれた状態から始まります。誰もが知っている喜ばしい話なのにいきなり追いつめられた機長のカット。時系列で考えれば離陸前の様子からバードストライク発生、奇跡の着水劇を経て、NTSBによる事故調査、疲れきった機長の様子という順になりますが上手いこと観客の興味を沸かせる構成になっていると思いました。何故サリーは追い込まれたのか、全力を尽くして仕事を全うした事によって英雄化される一方、事故調査委員会からは『墜落』と言われ、容疑者として疑われる日々。英雄化されたがために家族に迷惑がかかり、容疑者としては本業のパイロットとしてはもちろん、判断が誤っていた場合は副業の安全コンサルタントの仕事までもが無とかしてしまいます。このような幾つもの原因が少しづつ、少しづつ解き明かされることによって観客の興味を引き出し、この映画の価値が高められていました。

映画のテーマとして自分が感じたのは『判断』という言葉でした。緊急事態に対処する機長としての判断、英雄としての世間との判断、家族の父としての判断、そして何より容疑者としての判断。サリーがしなければいけない判断というのはとても責任のある重要な判断となりました。

旅客機の機長は乗員乗客の命を預かる身となり、安全安心に務めなければいけません。それは緊急事態が発生した時も同様。結果、サリーの冷静な判断によって155人の命は救われ、機長としての判断を全うすることができました。救うことができたサリーには英雄としての判断が迫られました。リーマン・ショックによる世界同時不況、米国内の失業率増加など暗いニュースが報道される最中に発生した奇跡、NYと飛行機という関係性から思い起こされる911の悲劇を塗り替えるような出来事に世界中から英雄として称賛されます。NTSBによる追求がありながらも英雄としての期待に答え続ける判断をしました。家族にも迷惑をかけてしまいます。英雄の家族として家の周りを報道陣に囲まれ、家族は不安な日々を過ごすこととなります。容疑をかけられたサリーにとってどれほど苦しいことでしょうか。もし、誤った判断をしたと決定付けられた場合、ローンの支払いを続けることが難しいことが予想されます。そうなれば家族に迷惑をかけることは必至。そのような状況であっても、心は動揺していても言葉だけは家族を安心させようとした言葉を伝えつづけました。

この映画での最も見どころのある判断は容疑者としての判断だと思います。サリーは事故発生時、持ち合わせている飛行経験、過去の事故発生時の状況から現状を判断し、ハドソン川に機体を着水させました。しかし調査委員会はそれを翻すように証拠を突きつけてきます。完全停止を示していない左エンジンデータ、シミュレーションによる空港滑走路への着陸成功、過去に事例からも危険と隣合わせの着水という判断。これらの証拠からサリーによる着水は判断ミスであると言うのです。サリーにとってのショックは計り知れないでしょう。今までの経験から導き出した答えを否定され、一生の仕事として働いてきたパイロット人生を否定されたのです。自分の判断は間違っていたのかもしれない、家族にも吐露する場面もありました。副機長のジェフリー・B・スカイルズ(ジェフ)にも相談して同調されるも置かれている状況は変わらず。どうしたら良いのか、サリーは思い詰めます。思い詰めながらもホテルから出てジョギングに向かうサリー、何気なく入ったバーで店員や常連客に歓迎されます。こんな英雄と飲めるなんて今日はいい日だ、いいタイミングだったと何気ない常連客の一言にサリーが気づきます。ここでサリーは一つの賭けにうって出ます。この判断がサリーを容疑者から真の英雄へと導きました。

調査委員会の公聴会に提出される証拠の一つ、コックピットボイスレコーダー(CVR)と自社の再現シミュレーターによる飛行検証の2つから真実を見極める事としたのです。CVRの再生前にUSエアウェイズによる再現シミュレーターを用いた飛行検証を実施する運びとなります。NTSBにとっては全くの疑問。コンピューターでのシミュレーションは既に済んでいるため必要性がないのです。結果、シミュレーションでは空港への緊急着陸に成功します。この状態ではサリーの判断が間違っていたと証明するだけです。ここからサリーの逆転が始まります。サリーは飛行検証の問題点を指摘しました。検証飛行のパイロットの判断が早すぎるとの指摘でした。コンピュータの再現では考慮されていない人的要因、つまりは事故発生による動揺、状況を判断するまでのタイミングが考慮されておらず、公平な立場である必要のあるNTSBに疑問を叩きつけたのです。実際、NTSBの検証は繰り返し練習したパイロットの結果を証拠として採用していました。公平な判断として事故発生から状況判断時間として35秒経過後に行動を開始する飛行検証が実施される事となりました。ジェフは35秒でも短いともらしますが、検証の結果、飛行機は空港へに到達できずサリーの証言によってハドソン川への着水が最善策として立証されました。わずか35秒の差によって判断するべき事柄が変化したことをサリーは分かっていたのです。

その後、CVRの再生が始まると同時に初めて断片的に描かれてきた事故の様子が通して描かれました。何気ない離陸前の日常から搭乗した乗客のドラマ。プッシュバック前に冗談を言い合うサリーとジェフのやりとりからバードストライク、着水、ハドソン川に飛び込んでしまう乗客、やっとの思いで救助されて岸にたどり着いても乗員乗客の身の安全を意識したサリーの姿までの出来事が描かれていきます。サリーの判断は事故直後から脱出後まで至って冷静で正しい判断がされていました。コンピューターで白黒をつけるのではなく、状況と経験によって最後まで最適な判断を下すことができたUSエアウェイズ1549便の機長の姿がそこにあったのです。

96分という少し短い映画ですがクリント・イーストウッド監督らしい味のある人物が濃く描かれていました。『シン・ゴジラ』で見せられた濃い人間ドラマとは違った古き良きアメリカ像を改めて知らしめてくれました。高齢ですが是非これからも良い映画を作っていただきたいです。

wwws.warnerbros.co.jp

 

東京の最深部 秘境鍾乳洞の『日原鍾乳洞』に行ってきた

東京と言えばビル群が立ち並ぶニッポンを代表する大都会ですが、ひとたび都下に目を向ければ日本一登山者数が多い古くから残る自然林が残る高尾山があり(ブラタモリ知識)、ほんとうにここは東京なのかと言われる場所も数多く存在します。意外と車同士がすれ違えない山道とか身近にあるものですよ。

そんな東京の最深部にある奥多摩町の『日原鍾乳洞』に行ってまいりました。関東近郊では有名な鍾乳洞ですが今回が初の訪問です。

都心からは渋滞が無ければ2時間程で到着できます。都内ですが結構な時間がかかります。

 奥多摩の山深い道を進んでいくので車の運転に慣れていない方は注意を。舗装路を勧めますが山道には変わりないのでスレ違いに慣れてないと危険です。奥多摩駅からバスで行くという手も。知名度もあるので真夏の休日に車で行く場合は駐車場待ちで1時間以上は覚悟したほうが良いいです。なんでも大駐車場につながる道が落石のため使用できず、慢性的な駐車場不足に悩んでいるそうな。ちなみに開通予定は未定なんだとか。

当日は生憎の雨模様。そのおかげもあってか駐車場待ちは15分程で助かりました。大駐車場につながる鍾乳洞より先の道路は通行止めに。怒涛の数の落石注意の看板が迎えてくれます。券売所からかかる橋は架け替えられたのか、写真左側のガードレールの先に橋の端部跡のようなものが…

 重厚な牢に守られた入り口。入口の重厚感もさることながら周りの岩肌もどっしりしており期待が湧いてくる。

 

鍾乳洞の入口部は細い通路が続き、人のすれ違いは簡単にはできない細さ。写真だと所々暗い印象だが実際に見ると街灯設備が整っているので岩肌をよく観察できます。

洞内は入口こそ細くなっていますが、内部は驚くほど広い空間が広がっており普通に回っても1時間程度は楽しめるようになっています。所々に狭い空間、急な階段などもあるので注意が必要。

岩肌のバリエーションも豊かでした。所々水が滴り落ちている箇所があり、写真を撮ろうとしている方を何度か見かける場面も。

洞内の気温は10度。雨が降っている状態で半袖のまま洞内に入るのはちょっとした修行。いかにもな大学生集団は「寒い寒い!」と騒いでました。元気だなぁ。

一気に開ける空間では幻想的なライトアップがされており、あの細い通路からこの空間に抜ける爽快感は現地に行かないと分からない感覚です。なんとなく人の顔にも見えてくるような…。

縁結び観音が神々しい…人工的に作られすぎてもはや鍾乳洞の中じゃなくても良いのでは無いかと思うほどの作られよう。

十二薬師の近くには小銭が数多く…ってこれ天井に付いてる。酷い状態ですがちょっとした天の川にも見えなくはない。

どこの鍾乳洞にも決まってある賽の河原。

後半戦になると新洞に入るのですが急な階段のオンパレード。細い踏み幅の階段に加えて谷側に向かって踏み台部分が傾いており、おまけに濡れているという危なっかしさ。

今まで観察してきたのを壁とすると新洞では年月を経て成長した鍾乳石、石柱群が観察できます。重力に逆らって地面から成長したように見える石筍の数々はさっきとはまた違う幻想的な空間になっていました。新洞部分は旧洞に比べ高い位置にあるため、行きは登る必要があり、下りが更にまた怖い…。高所恐怖症の人は耐えられないんじゃないでしょうか。背が高い大人の方が低い天井に四苦八苦しているような状態でした。

元来た道を戻り、やっと外に。入洞したときより雨足が強くなっている…。駐車場から鍾乳洞に向かう道中にあった神社が気になったので雨の中ですが向かうことに。

鍾乳洞とセットで参拝する方も多いと思う『一石山神社』鍾乳洞の拝殿となっていた時期もあり、鍾乳洞とのゆかりは深いそうです。

こじんまりとしたお社の背後にそびえ立つ燕岩、ちょうど鳥居の影に隠れていてしまっている右側には不思議な形をした梵天岩も。堂々とした山々に囲まれて立派な表構えでした。参拝後は日原を跡にして昼食を食べに下山しました。

先日も『大谷石採石場跡』に向かいましたが、またしても地下空間を堪能してきました。ここ最近はすっかり気温も下がったために鍾乳洞等の涼みスポットの客足も少し落ち着いており、休日でも思ったよりは混んでいないのでオススメです。

日原鍾乳洞公式サイト

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さらば両さん!40年の総決算『こち亀展』に行ってきた

2016年9月17日、日本の漫画史上最強最悪の警官の物語が幕を下ろした。40年間という途方も無い期間、人々に笑いと涙とタメになったりならなかったりした知識を植え付けてくれた両さんの新作が見れなくなったのだ。これから一生両さんの姿を見れなくなるわけではないだろうし、たまには特別編という形で戻ってくるとも考えられる。けど、ジャンプをめくれば当たり前のように部長に怒られ、しょうもない事をやっていたあの警官がいないのである。それだけでとてつもなく虚無感というか寂しいという気持ちがある程、両さんという存在は偉大だった。こち亀という存在がかけがえのないものだったのである。ありがとう両さん。ありがとう秋本先生。

自分にとって、こち亀は一種の憧れだったと思います。子供の頃から何かと知識を入れたい欲求に支配されていた時期にこち亀という情報量の濃い媒体はとても刺激になり、全巻とは言えなくとも100巻以上は手元に置いてある状態で少年時代を過ごし、両さんという全方位に興味を持って熱く語り、時には自分の知りもしない昔の事をしみじみと語り出す一人のおじさんに尊敬していたと思います。

そこから様々な興味の分散があってもこち亀の存在は大きく、定期的に単行本を購入していました。40週年かぁなんて思っていたら終了。これには驚いた。そうか、両さんにも有給休暇をあげないといけないか。なら仕方ないや。40年間頑張ったもんね。普通のサラリーマンなら定年ですよ。

最終巻とジャンプを購入して何やら日本橋タカシマヤでこち亀展なるものをやっているらしい。なら行くしかないな。冗談でもいいから両さんにありがとうを伝えたい。

まずは日本橋タカシマヤに向かおう。ふと気になったが、公式サイトなども漢字の高島屋表記ではなく、カタカナのタカシマヤと表記されているがいつからこの表記なんだろう…。東京駅の八重洲北口から15分程、地下鉄日本橋駅からならすぐだ。8階の催事場ホールまで上がったところに両さんはいた。

※写真はすべて撮影OKコーナーのもの

行って驚いたのがおおよそ半分は原画コーナーとなっており、大量の名作原画、単行本の表紙等で使用された彩色済み原稿をこの目で見れたこと。映像展示も興味深く、表紙などでよく用いられる葛飾区墨田区台東区近辺の名所、何気ない路地の風景との比較映像展示などもあり、聖地巡礼のような体験を行うことができる。ましてや秋元先生の私物であるマニアック作画資料やデジモノも展示されていた。ツインカムの実物なんて初めて見た…。

マニアックな部分もあるがカジュアル層もしっかり楽しめるようにパネル展示などがあった。

こち亀関連の展示では定番とも言える派出所のセット。スペースの都合なのか内装は省かれていた。

もはや様式美と言われてもおかしくない両さんが散々な目に合うオチ。これ以上の数があるんじゃないかと思うけどこれだけでもすごい数…。

まさかの日暮専用コーナー。初期の方はニコニコ寮の自室にアマゾンを生成して食虫植物に食べられそうになっているパターンだったが、後期になると行方不明からの中川グループ総動員の捜索体制が取られていく。毎回アマゾンじゃ飽きるか。

両さんといえば金。金に一喜一憂するのがなんとも愛おしい。結局の儲けてるの?損しているの?正解は火を見るより明らか。-1663兆って何に例えていいのか分からないレベルの負債。ググったら日本国民の個人資産が1600兆円程らしく、両さん一人で日本国民の個人資産がスッカラカンになるレベル。現実に両さんが居なくて良かったような良くなかったような…。全話の収益損益が集計されているのかと思ったら一番最初は3巻になっていた。あれ、1巻1話でドンケツシンボリーでスッた特券10枚分は?表記されていないだけで集計はされているのか?

他にも濃い展示はあり、両さんの子供の頃の思い出名作となるあの橋やあの煙突の物語、原画だけでは無い特別展示もありますよ。そして神田明神遷座400年記念企画の記念絵巻の実物。こち亀の、日本の近代文化はこの絵巻に詰まっているとも感じられます。過去から現在までの文化、風俗を漫画で表現される時代になるとは。いやはや、この絵巻の現物を見る機会はこち亀展以降だと難しいのではないでしょうか。そして最後は秋本先生から特別な展示が。こちらは是非とも自分の目で確認してみてください。こち亀はかくもこうあるべきを体現した展示です。

通してみても秋本先生の知識欲は改めてすごい。これほど長い期間、興味が尽きること無く最新のネタを用いて漫画を描き、かつ古き良き下町の原風景や両さんをはじめとする警察関係、地元の悪友、浅草一郎としての寿司屋人生、それらの関わりが決して不自然じゃない、どうしようもないクズなんだけど愛される人を表現しつづけるのは並大抵の事じゃないです。両さんをこれ程書き続けてきた事に感謝が尽きません。新作も楽しみです。

日本橋タカシマヤでのこち亀展は9月26日までの会期で終了。12月からは大阪にて開催予定です。関東の方はシルバーウィーク中に是非とも足を運んでみてください。入場前にタカシマヤ店内かこち亀展物販にて5000円分の買い物をすると入場券を1枚貰えるので5000円以上買い物する予定という方は先に買い物をするのがオススメです。

このバカをまたいつか見れたらいいな。ありがとうございました。

www.j-kochikame.com

こち亀関連の情報を調べたい時に長年活用させて頂いたこちらのサイトも便利です。詳しい方は読んでるだけでその時の絵が出てくるはず。

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